ベンドとフェイクについて

[makiharmonica]

メールで、以下の質問を頂き、お答えしたので、
ここでシェアさせてもらいたいと思います。

Q.
1 .
私の場合ベンドのとき、力いっぱい吸い込んでやっと半音くらい
下げることが可能です。しかし、講師の皆様は1音〜1音半は
軽く下げておられます。どうすればそれができるようになるでしょうか？
ひたすら練習しかありませんか？

2.
山口さんがフェイクをされるときの音を聞いていると
まるで1音だけ隣の穴にグリッサンドしたかのように、非常に
スムーズに響きます。ところが私がフェイクをすると
音がフワーッと流れてしまいます、たとえば、4番穴をフェイク
すると極端な話、レのフラットからレのナチョラルの2音を
吹いているように聞こえてしまいます。やはり練習しか
ありませんか？

3.
ベンドやフェイクがかけやすいブルースハープがあれば
その機種など教えていただければありがたいです。

以上、ご面倒をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

A.（山口牧より）
1.
口の中の状態（舌の位置、容積の大きさ）を、ベンドにあった状態にできれば、それほど力を入れなくても音が下がるようになります。
とは言っても、ある程度は息の強さが必要になります。最初は力が要るかもしれませんが、重ねて練習することで、コツが掴めて、力がそれほど要らなくなってきます。

２.
ひょっとしたら、隣の音が混ざってしまっているのかもしれません。
フェイクの場合、「ちゅおー」と言いながら吸うとかかりやすいと説明させてもらっていますが、この時、ハーモニカにあたっている唇の形は動かしてはいけません。あくまでも口の中だけで響きを変えるイメージです。「おー」の時に、唇まで開いて、となりの音が混ざってしまう方が多いです。

３.
鈴木楽器から最近発売された、マンジスカイ（Manji Sky）というモデルが、リードが薄く、非常にベンドしやすいです。
音は軽めですが、端切れの良い演奏がしたい時は僕も使っています。
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