数字譜について
先日発売された曲集『吹きたい曲でうまくなる〜複音ハーモニカの楽譜』は、数字譜で書かれています。
数字譜は、音階(ドレミ)を1〜7の数字に当てはめて、音を示したものです。
音の長さは数字の下に線をひいたりして表します。
※ブルースハーモニカ、クロマチックハーモニカの楽譜にも、
五線譜の下に数字が記載されていることがありますが、
この数字は、ハーモニカの穴の番号を示すもので、
複音ハーモニカで使われている数字とはまったく違うものです。
複音ハーモニカに使われる『数字譜』について、
詳しくは↓↓↓の動画、または曲集の解説をご覧ください♫
要は、楽譜に ドドド レーミレ♫とかって書いてあるようなものです。
↓↓↓例えば、『ふるさと』だったら、こんな感じです。(途中まで)
この数字譜、あまりなじみの無い人が多いと思うのですが、僕はこの数字譜、他の楽器にもおススメなんです。今日はちょっとそんな話をしますね。(^)3^)♫
複音ハーモニカの数字譜は、『移動ド』の楽譜
この曲集で使われている数字譜は、実音名(実際に出ている音の名前)ではなく、音階名をそのまま楽譜にしたものですから、『移動ド』の楽譜とも言えます。
『移動ド』とは、実音名と音階名を分けて考えて、そのキーの主音を、音階名のドとしてとらえる考え方です。キーによって、ドが移動するので『移動ド』です。
例:Key:Gだったら、GABがドレミ、Key:Eだったら、EF#G#がドレミになります。
サウンドオブミュージックの『ドレミの歌』も、曲のキーはB♭ですが、移動ドで唄われていますね♫
↓↓↓
(これは平原綾香さんの日本語バージョンですが、原曲のキーもB♭のようです。)
複音ハーモニカは、その『移動ド』で演奏するので、数字譜が使われているわけですが、
ブルースハーモニカや、ギター、あとボーカルの方なども、『移動ド』で考えている方、わりと多いと思うのです。
なので、ブルースハーモニカやギターの方にとっても、数字譜はとっても使える楽譜なんです。
これは本をたくさん売る為に強引な理屈を言っているわけでなくて、ホントにそう思っています(笑)。
だから、移動ドの数字譜で書かれた物なら、他の曲集も、もちろんオススメです。
複音ハーモニカの曲集は、数字譜(移動ドの)で書かれたものがたくさんあります。
ブルースハーモニカで、『複音ハーモニカの楽譜』を演奏してみました。
という事で、『吹きたい曲でうまくなる〜複音ハーモニカの楽譜』の中から、ブルースハーモニカで、菅田将暉さんの『まちがいさがし』と、森昌子さんの『越冬つばめ』を演奏してみました♪
他にも吹ける曲、たくさん収録されていますよ。
いつかギターでも何曲かアップしたいです♫
あと、移動ドで書かれた数字譜を使って、音階を声に出して歌う練習(できれば音階を覚えてしまうまで)は、音感(調性感)を鍛えるために絶対良いです♫
いろんな使い方ができる数字譜、僕は大好きです!!