※最初に
今回の記事の内容は、ブルースハーモニカのベンドについてです。
クロマチックは、構造がブルースハーモニカとちょっと違いますので、今回の話はあてはまりません。
皆さんこんにちは。楽しくベンドしてますかー。
(^)3^)
ベンド奏法について
ブルースハーモニカの、いくつかある壁のうち、最大の壁とも言えるのが、『ベンド奏法』ですね。
ハーモニカの場合の『ベンド』は、音を下げる事を言います。
ブルースハーモニカの場合、♯や♭だけでなく、『ドレミファソラシド』もちゃんと揃っていない箇所があるので、必要な音を出す為にも、このベンド奏法が必須のテクニックなんです。
『ブル楽』の愛称でおなじみ(ウソです)、拙著『吹きたい曲で上手くなる~ブルースハーモニカの楽譜』の中でも、ベンド奏法について、説明させてもらっています。
ひょっとしたら、皆さんすごく苦労されているかもしれませんね。
平均再生回数100前後(笑)の、『朝モニカ』に比べて、ベンドの解説動画は24,000を超えている事が物語っています。
↓↓↓↓↓解説動画
あれ、俺今よりだいぶ痩せてんなぁ・・・
あ、ま、それは良しとして、
ベンドの練習をする上で、知っておいてもらいたい事があります。
ベンドについて知っておいてほしい、二つの事。
それは、
①ベンドがかかる音とかからない音がある
②ベンドできる深さは音によって違う
という事です。
まず①についてですが、
同じ穴の吹き吸い2つのうち、高い方でかけられます。
例えば、4番穴だったら、『レ』の方でかけられます。8番穴だったら、『ミ』でかけられます。
という事は、ブルースハーモニカは
1番~6番では、吸い音の方が音が高いので、吸い音でベンドがかかります。
7番~10番では、吹き音の方が音が高いので、吹き音でベンドがかかります。
で、②についてですが、
同じ穴の、吹き吸い2つの音の、間の音をベンドで出すことが出来ます。
なので、2つの音の音程差があればあるほど、深くベンドがかかります。
例えば、
4番穴は、『ド』と、『レ』なので、『レ』をベンドして、『レ♭』を出せます。
3番穴は、『ソ』と『シ』なので、『シ』をベンドして、『シ♭』、『ラ』、『ラ♭』を出すことが出来ます。
という事は、鋭い方はもうお分かりかと思いますが、
5番穴は、『ミ』と『ファ』で、半音の関係にある(間に音がない)ので、音があまり下がりません。7番穴も、『シ』と『ド』なので、同じですね。
『ブル楽』に、ベンドで出せる音の表がありますので、参考にしてみてください。
↓↓↓↓↓
■山口牧編著『~吹きたい曲でうまくなる~ブルースハーモニカの楽譜』
定価 1,500円+税/発行 鈴木楽器製作所↓
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上記2つの事を頭に入れて、ムダな練習に時間を使わないようにしましょう。
ベンドのコツなどについても、改めて、またブログか動画で詳しくお話したいと思います。
皆さんの健闘を祈ります!
ステキなベンドライフを!
(^)3^)