皆さん、オーバーブローしてますか!!(^)3^)♪
そんなにしてないですね♪
さてさて、先日、ベンドで出せる音を含めた、『ブルースハーモニカで出せる音』の話をさせてもらいましたが、今日はいよいよ!
オーバーブロー(ドロー)の話をさせてもらいます。
※文章より、動画が良い!!って方はこちら↓↓↓
オーバーブローについて
『オーバーブロー』は、音を下げる『ベンド』とは逆に、音を上げるテクニックの事を言います。
ベンドでも、7番穴以降の音を下げることを、『オーバーブローベンド』と言う事もあるようですが、ここでは、音を上げるテクニックの事を、吹く場合は『オーバーブロー』、吸う場合は『オーバードロー』と呼ばせてください。
で、これ、どうやって音を上げるのか、簡単に説明します。
例えば、4番穴、吹くと『ド』、吸うと『レ』が出ますよね。
ここで、吹き方(口の中の響き)を変える事によって、
吹いて、『レ』のリードを無理やり鳴らしてしまうのです。
そうすると、『レ』の大体半音上くらいの音が出ます。
『レ♯=ミ♭』ですね。
この『ミ♭』は、通常の音ではもちろん、ベンドでも出ない音ですよね。
こんな感じで、吹き吸い逆のリードを無理やり鳴らすことによって、無い音を出せちゃうんですね。(※実は『ベンド』でも、同じ事が起きています。)
で、先日の記事の、音マップに、オーバーブローで出せる音を足したのが、以下の音マップになります。
※理屈上出せる音を表記していますが、ハーモニカのキーによっては、出すことが非常に難しい音もあります。※ベンドの音は♭表記、オーバーブロー(ドロー)の音は♯表記にしています。
という事は!
ブルースハーモニカでも、『クロマチックスケール』を、吹けてしまう(頑張れば何とか)という事になります。
ただ!
この『オーバーブロー(ドロー)』、異常に難しいです。
『ベンド』がある程度コントロールできない方は、あせらず、先に『ベンド』の練習をして下さい。
絶対その方が近道です。
あと!
ハーモニカの、楽器の質、調整具合が、メチャクチャ大事です。
特にリードのアゲミ。(リードについているカーブの事です。)
これが調整されているかどうかで、コントロールのしやすさが全然変わります。
楽器の調整については、またの機会にお話しする事にして、
とりあえず、ベンドがある程度コントロールできる方のために、簡単に、オーバーブローの練習方法をお話します。ある程度ちゃんとした楽器でしたら、音を出すところまでは、何とかいけると思います。
オーバーブローの練習方法
まず、先にベンドでの音のコントロールの練習をします。
8番『ミ』の音を、ベンドして、ゆっくりとしたカーブで、『ミ♭』まで、段々と音を下げていく練習をしてください。ガクっと音が下がってしまうのはダメです。口の中の圧をしっかりと感じながら、段々となめらか~に下げていく事が大事です。
これがしっかりできる人は、オーバーブローは比較的早く出来る様になります。
6番穴『ソ』でオーバーブローしてみよう!
これが出来たら、6番穴の『ソ』の音で、先ほどの『ミ』の時と全く同じように、『ソ』をベンドする気持ちで吹いてみて下さい。
前にもお話したように、6番の『ソ』ではベンドはかかりません。
その代わり、口の響きを上手く変えていくと、『ソ』のリードの振動が止まり、『ラ』のリードが振動しだします。
これが『オーバーブロー』の音です!
上手くいくと、大体、『ラ♯』ぐらいの音が出ます。
と、なんとか文字だけで説明してみましたが、やっぱわかりにくいですかね。(;^)3^)
(書いてて そう思いました)
いずれ、動画で説明します!!
しばしお待ちを!!
という事で、オーバーブローは難しいテクニックなんですが、これによって吹ける曲の選択肢が大きく増えます。
皆さんにも、ぜひマスターしてもらいたいと思っています♪
僕の知っている事、できるだけお伝えしていきますので、一緒に楽しく、頑張っていきましょう!
(^)3^)♪