ブルースハーモニカ

ハーモニカ別に魅力を語りますシリーズ【ブルースハーモニカ(ブルースハープ)編】

皆さん、ベンドしてますかー?(^)3^)

それぞれのハーモニカについて魅力を語るシリーズ、ついに来ました、
今回は『ブルースハーモニカ(ブルースハープ)』編です!!
複音ハーモニカ編はコチラ!
クロマチックハーモニカ編はコチラ!

※ちょっとお知らせを。
2021年10月から、ブルースハーモニカの基礎が学べるオンラインセミナー開講します!
セミナーについての記事はコチラへ!!(途中の回からでも参加可能です。)

ブルースハーモニカは、すごくポピュラーなハーモニカではありますが、演奏の仕方、音の並びなど、かなり特殊な楽器と言えると思います。
でも、だからこそ、あんなにカッコいい表現、フレージングが出来るんですよねー!

今回も、複音、クロマチックと同じく、僕が思う、ブルースハーモニカの魅力をお話ししたいと思います。

※書きたい事をどんどん書いてたら、めちゃ長くなってしまいました!!
 目次から、興味のある所だけ読んでください!!↓↓↓

ブルースハーモニカについてチョコっと解説

簡単に説明をしておきますね。

ブルースハーモニカは、穴が10個、吹き吸いで二つ音が出て、計20個の音を出せるハーモニカです。

音域は、こんなに小さいけれど、3オクターブの音域を持っています。

アメリカの黒人達が生みだした、ブルースミュージックの中で良く使われたので、ブルースハープ(ハープ=ハーモニカの意)とか、ブルースハーモニカとも呼ばれています。
穴が10個なので、10ホールズという名称も使われますね。

ちなみに、『BLUES HARP(ブルースハープ)』というのは、ドイツのホーナー社の商品名です。

音の並びにすごく特長があって、↓↓↓このようになっています。

この配列の理由については、他に詳しく記事を書きましたので、そちらをご覧ください
↓↓↓
『ブルースハーモニカの音配列』

この、ドレミファソラシドもちゃんと揃っていない、小さくてシンプルなハーモニカが、
これまた最っ高に楽しい楽器なのです。
(^)3^)♪

ではでは、今回も行ってみましょう!!

僕が思う、ブルースハーモニカの魅力

①なんといっても、ブルージーな表現力とフレージング!

ブルースハーモニカと言えば、何と言ってもブルース!ですよね。

ブルースミュージックの中で、偉大な先人たちが、最高にカッコ良いお手本を作り上げてくれました。
そのスタイル、フレージングは、他のハーモニカ、他の楽器ではそうそう、簡単にはマネ出来ません。

ベンド、ワウ、スロートビブラートなどの表現を使い、2ndポジションで吹く事で、超カッコいいブルージーな世界を表現できます。

※2ndポジションは、曲に対して、4度上のハーモニカを使う事です。(例:Gの曲にCのハーモニカ)
ポジション奏法についてもっと詳しく知りたい方はこの動画をご覧ください。
↓↓↓

 

ちなみに、僕の最初のブルースハーモニカ体験は、当時学生で家を離れていた兄ちゃんが、送って来てくれた、ブルースハーモニカの巨人、『サニーボーイウィリアムソン二世』のカセットテープです。
↓↓↓この方です。

https://www.youtube.com/watch?v=LuAat82uCCM

フワフワした、ポップなサウンドが多かった1980年代当時、鋭くて生々しくて、何だかワルそうなそのサウンドに、当時の僕はすっかりやられてしまいました。

良く聞いたなぁー。唄声、雰囲気、大大大好きです!

結局、自分はサニーボーイとはかなりかけ離れた演奏スタイルになってはしまいましたが・・。
未だに憧れではあるんです。(;^)3^)

②音色:人の声のような暖かさ

ブルースハーモニカは、ベンド、オーバーブローなどいったテクニックを使って、無い音を、自分で作っていくハーモニカです。

正直、リードを正常ではない振動をさせて作るので、その音は、いわゆる『きれいな、クリーンな音』ではありません。

そのため、フレーズの中に、クリアな音や、ノイズのような音、こもった音などがごちゃごちゃと入り交る事になります。

それは悪い事のように感じるかもしれませんが、色々な音色が組み合わさるからこそ、人の声のような立体的な響きになるのではないかなと思ったりします。

人が発する言葉も、色々な響きの集まりですもんね。

音が揃っていなかった事で、逆に唯一無二の表現が可能になっているのかもしれないですね。

③ラフに吹いてもカッコ良い!

ブルースハーモニカは、低音域から中音域が和音重視の音配列になっているので、フォークソングの間奏で吹かれるように、和音でブカブカ吹いても、サマになっちゃいます。

フォーク系の曲の場合は、曲と同じキーのハーモニカで吹くと、しっくり来る事が多いです。
(例:Cの曲にCのハーモニカ)

ぜひ、↓↓↓の動画で体験してみて下さい!

オリジナル曲『混ざっても大丈夫』

 

ビリージョエルの、『ピアノマン』の有名なイントロも、ブルースハーモニカです。
フォークではないですが、アプローチとしては一緒ですね♪

 

④ギャップの凄さ!!

こんな小さな、おもちゃみたいでかわいらしい楽器なのに、あんなパワフルで、表現力のある音が出せるっていうのが、痛快だと思いませんか?

そのギャップの楽しさも、ブルースハーモニカの魅力の1つだと思っています。

だから、僕はおもちゃっぽいって言われるのは大歓迎です。
その分ギャップが大きくなりますからね。

⑤ブルース以外にも、色々なジャンルの音楽が演奏可能(曲は選ぶけど)

ブルースハーモニカは、ブルースだけが得意なのかというと、もちろんそんな事はないです。

ブルージーな表現はもちろん得意だけど、中〜高音域を使ってきれいなメロディを吹いてもとっても素敵です。

 

また、僕は数年前から、ブルースハーモニカでジャズのスタンダード曲に挑戦する事がすごく楽しくて、色々と遊んでいます。
↓↓↓

 

ブルースハーモニカの表現で、ジャズを演奏するってのが、すごく楽しいんですよねー♪

もちろん、クロマチックのように全ての音をスムーズに演奏できる訳ではないので、曲を選びます。でも、曲によっては、ブルースハーモニカがすごくハマるものが、たくさんあるんですよね(^)3^)♪

ブルースハーモニカにハマる曲を見つけるのも、楽しみの一つです!

あと、表現力豊かなブルースハーモニカは、演歌なんかもおススメです。
↓↓↓

⑥バンプがカッコ良い!友達とセッションしよう!

ハーモニカで、和音をリズミカルに刻んで演奏する事を、『バンプ』と言います。

ブルースハーモニカは、その音配列のおかげで、カッコ良いバンプが可能です。

友達と、ブルースハーモニカ仲間になって、一人がバンプをして、もう一人がアドリブソロをしたりしたら、楽しいですよ!
↓↓↓生徒さんと遊んでいます♪

こんな遊びが広まったら楽しいだろうなー。

⑦吹いてる姿がカッコいい!

案外、すごく大事だと思っているポイントを。

これは、完全に僕の主観ですが、ブルースハーモニカは、『演奏している姿がカッコいい楽器』の、トップ5には入るんじゃないかと思います。
(顔が半分くらい隠れるのも、僕的にはありがたいです。笑)

また、ステージ以外でも、公園、ストリート、たき火、リビング、テラス、色んなシチュエーションでも、ブルースハーモニカって、絵になるんですよねー!

⑧消音器(サイレンサー)もあります!

これは、クロマチックハーモニカの時もお話しましたが、

鈴木楽器製作所から、『SHINOBIX』という、ハーモニカ用の消音器付きのブルースハーモニカが発売されています。
この消音器を使うと、音量が約1/5になるという優れモノです。

 

↓↓↓全てが揃ったフルセット

↓↓↓お持ちのハーモニカを使いたい方には、カバーとサイレンサーだけのセットもあります。
(※使用できる機種の確認を忘れずに!!)

もし家の中で練習する時、ご家族やお隣さんが気になる場合には、強い味方になってくれますよ!

⑨メンテナンスが楽!

複音、クロマチック、ブルースの3種類のなかでは、圧倒的に作りがシンプルなので、メンテナンスがすごく楽です。

分解して洗うのも簡単です!

ブルースハーモニカの洗い方の記事はコチラ!!

ちょっと汚れてきたなと思ったら、分解して洗っちゃえばOK!です。
メンテナンスがしやすいって、楽器にとってはすごく大事な事ですよね!!

ブルースハーモニカの、難しい所、ちょっと残念なところ

①ベンドのコツが掴みにくい!

ブルースハーモニカでは、音を下げる『ベンド』奏法は必須です。

吹き方を変える事によってベンドする訳ですが、これが、口の中の事なので、非常に分かりづらいんですよね。
↓↓↓ベンドの解説動画

でも、僕の教室の生徒さんで、全くベンドが出来なかった人は今の所いません!

正しい練習を続けたら、必ずベンド出来るようになります!

粘り強く練習してみて下さい!

ベンドを習得させるのに大事なのは以下の二つです!|
①息もれなく、しっかりした音が出せているか
②口の中の響きを変えることができているか(外国の言語の発音練習に近いかもです。)

②オーバーブロー(ドロー)のコツ、ベンド以上に掴みにくい!

ベンドは音を下げる奏法ですが、『オーバーブロー(ドロー)』は、音をあげる奏法です。
オーバーブローは、吹いて、吸う側のリードを鳴らしちゃうんです。(オーバードローはその逆)

この奏法と、ベンド奏法を使う事によって、ブルースハーモニカでもほとんどの半音を、なんとか演奏できるようになります。

『オーバーブローで出せる音』の記事はコチラ!

ただ、この奏法は、正直ベンドよりさらに難しいです。また、ハーモニカの調整具合も関係してくるんですよー。

でも、良い調整が出来ていて、なおかつ口の中の響きを捉えられるようになれば、出来るようになります!

頑張ってください!応援してます!!(^)3^)

オーバーブロー用の調整動画↓↓↓

オーバーブローの練習方法動画↓↓↓

 

 

③ブルースハーモニカ向けの楽譜が少ない

ブルースハーモニカは、どちらかというと、ブルースやフォークソングのアドリブ用の楽器として使われてきた面があるので、いわゆるメロディ吹きのための楽譜が少ないです。

好きなメロディを耳コピして演奏するのも、すごく良いですが、苦手な方もいらっしゃいますよね。

そこで、ブルースハーモニカで色々なメロディをたくさん吹きたい!という方のために、作られたのが、2018年に出版された、
↓↓↓鈴木楽器製作所『吹きたい曲でうまくなる〜ブルースハーモニカの楽譜』です。

曲集(全45曲)の半分は、ベンドを使わない曲で、後半から、少しずつベンドを使う曲になっていくという構成になっています。

そしてそして!全ての曲の演奏例動画が、YouTubeで視聴可能です!
『ブルースハーモニカの楽譜』演奏例動画 再生リスト

いずれブルースを演奏するとしても、こういった曲集でハーモニカに慣れていくのはすごく良いと思います。
全45曲中半分が、ベンドなしで吹く事が出来ます。
ベンドを習得するまでの、モチベーション維持のためにもぜひぜひ。

ちょっと宣伝させてもらいました♪

もちろん少ないとは言え、他にも数冊は、ブルースハーモニカの楽譜が出版されています。
自分に合った曲集を選んで使ってください!!
(^)3^)

④調子をたくさん揃えないといけない?

一人で楽しむ分には数本あればOK!

基本的には、曲に合ったキーのハーモニカを使うので、人と合わせて演奏したり、音源に合わせて演奏する時には、それに合ったハーモニカを用意する必要があります。

でも、最近ではアプリやソフトウェアで、音源のキーを変更したりすることも出来たりするので、もし、一人で楽しむ分には、数本あれば、かなり楽しめます。

人と合わせる時も、自分のハーモニカに合った楽譜を用意すれば良いですよね。
例えばこういうのとか↓↓↓(宣伝です♪)
SUZUKI スズキ 吹きたい曲でうまくなる ブルースハーモニカの楽譜 全45曲C調で演奏可能!

最初は、C調をおススメしますが、もし次に何か他の調子を買うとしたら、僕はG調をおススメします。
G調は、ブルースハーモニカの中では、低い方のキーです。

Cで高音域の曲を吹くと、吹き方によっては、キンキンする時があるんですよね。
そんな時に、G調を使って吹いてみると、ほど良い感じになる事が多いです。

その後は、必要に応じて他のキーを揃えて行けばよいと思います。

色々な調子がたくさん必要な時もあります

ただ、どんなキーで演奏するか分からない、セッション的な演奏や、バンドでの練習なんかで色々試したい時には、とりあえず色々な調子を持っていく必要があります。
これは、ブルースハーモニカの宿命ですねー。

でも皮の専用ケースなんかの中に、ずらっとブルースハーモニカが並んでいる姿は、カッコ良かったりしませんか?
特に男性は、好きな人多いですよね。
(^)3^)

しかも、あれで1つの楽器だと思えば、まだ他の楽器よりは小さくて良いですよね!

⑤ブルースハーモニカは、曲を選びます!!

ベンドやオーバーブローで半音が出せるとは言え、全ての音を正しいピッチで、素早く、安定した音で演奏するのは、ハッキリ言って不可能です。

なので、半音を多用して、転調を繰り返したりするような曲は、ブルースハーモニカにとっては、正直難しいです。(チャレンジするのは良いと思います!)

ですが、ブルースハーモニカのブルージーな表現ががメチャクチャ合う楽曲も、すごくたくさんあるんですよね。

だから、ブルースハーモニカで良い演奏をするには、選曲もすごく重要になると思います。

YouTubeで約1年間毎朝アップした、『朝モニカ』の中では、色々なジャンルの、色々な楽曲をブルースハーモニカで吹いています。
参考にしてみて下さい。中には実験的な演奏もあります♪
選曲も、実は楽しい作業なんですよね。

【朝モニカ♫】ブルースハーモニカ再生リストはコチラ!

『この曲はピッタリだな』とか、『牧さん、これ無理あるだろ!』(笑)とか、色々ツッコみながら、見てみてもらえたら嬉しいです!
(^)3^)

最後に。

と、ブルースハーモニカについて思っている事を、ズラーっと書かせてもらいました。
またまた、長くなってしまいました。
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございます!
(^)3^)

ブルースハーモニカは、音も揃ってないし、無い音を出せたとしても不安定で、得意な事と不得意な事がホントにハッキリした楽器だと思います。

ですが、何回も言ったように、ブルースハーモニカに合う曲を演奏したとき、その欠点が長所となって、他の楽器には絶対にマネできない、超絶カッコ良い、素敵な演奏が可能です。

僕は個人的に、『こういう事は苦手だけど、これをやらせたら最高!』みたいな物が大好きです。
あと、制限がある中で、その物の持っている力を活かして何かやれる事を考える事も大好きです。

複音、クロマチック、ブルース、どのハーモニカにも、それぞれそういう要素があるんですが、ブルースハーモニカは、3種類の中でもそれが顕著だと思います。

だから、余計燃えるんですよ🔥!!

という事で、ブルースハーモニカも、とっても楽しい楽器です!
演奏を聴いて『やってみたい!』と感じたら、ぜひすぐに、始めてみて下さい!
数千円あれば買えちゃうんですよ!!
こんな楽器、他にない!!

最後に、おススメブルースハーモニカを紹介しておきます。
(すべてC調です。)

お手軽!初心者にはダントツおすすめモデル↓↓↓
SUZUKI スズキ 10穴ハーモニカ HARP MASTER MR-200 C調

演奏ではこれをよく使っています①
SUZUKI C-20 C OLIVE 10穴ハーモニカ

演奏ではこれをよく使っています②
SUZUKI スズキ 10穴ハーモニカ MANJI M-20 C調 日本製

トンボさんの超有名モデルも。
僕が初めて買ったブルースハーモニカです↓↓↓
TOMBO トンボ 10ホールズハーモニカ C調 メジャーボーイ 1710

 

2021年10月から、ブルースハーモニカの基礎が学べるオンラインセミナー開講します!
セミナーについての記事はコチラへ!!(途中の回からでも参加可能です。)






POSTED COMMENT

  1. しろくま より:

    ブルースハーモニカの魅力は、音色ですね!

    ベンドで作り出す、あの
    「五線譜上に描き表せない(ピッチ/音程の)音」
    がホントに面白い!
    ピアノを演奏するかたの前で、ベンドで演奏すると、
    「そのベンドの音って、良いわねぇ~」
    と、言ってもらえます。
    \(^o^)/

    >結局、自分はサニーボーイとはかなりかけ離れた演奏スタイルに
    >なってはしまいましたが・・。未だに憧れではあるんです。(;^)3^)

    Sonny Boy Williamson II カッコいいですよね。シブい!
    終わりの方のロングトーンなんて、もぅ最高ー!
    私も、いつか、こんなカッコいいブルースを吹いてみたい!!
    ※まだ、諦めてません!(笑)
    けど、この表情と雰囲気は、真似できないなぁ~。無理!(>_<)(笑)
    Sonny Terry,Charlie McCoy も好きです。
    \(^o^)/

    本数は、かなり増えました・・。(;^_^A
    キーが違うと、吹奏感やベンドの感覚が違うのが面白くて、
    色んなキーのハーモニカを吹いて試してます。
    ハーモニカのキーとしては、B♭・B・A が好きかな~(Dも)。
    G・Fもよく使うかな?(←ファーストポジション)
    各ハーモニカメーカーから、何種類もの機種が出ているのも
    おもしろいですよね。色々、選べる。
    \(^o^)/

    魅力尽きないですね。
    \(^o^)/

    • makiharmonica より:

      ブルースハーモニカ、面白いですよねー(^)3^)♫
      人生においても、『何もかも揃ってりゃいいってもんじゃない』って事を、
      ブルースハーモニカから教わりました。笑

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA