複音ハーモニカを洗おう!!
※これは、今から約10年前、2011年8月10日に、僕がFC2ブログで書いた記事です。
ハーモニカのお手入れ、洗い方については、すごく良く聞かれる事なので、
少し加筆修正して、転載します。
ハーモニカの汚れ、気になりませんか?
ハーモニカを分解して洗うと、すごく気持ち良いんです!!
ぜひやってみましょう。(ただし自己責任でね)
今回洗うのは、複音ハーモニカ。
さっそくやってみましょう!
※今回洗うのは本体がプラスチックのものです。
木製のものは水分を含んで膨らんでしまうので、洗えません。
まず、ハーモニカを分解します。
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/aba1dd9afd994bc383f5259806be7bb4.jpg)
ビス、ナットは小さいのでなくさないようにして下さい。
布の上で作業するとビスが転がらなくて良いですよ。
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/6ac2397867767a902ce2217f0a58282f.jpg)
カバーを外した状態です。
分解したら、プレートの上下の見分けがつかなくなってしまいそうな人は、
調子マーク側に、↓のように矢印をつけておきましょう。
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/f6f77a1616e27fc34eb1a81aa7dc6262.jpg)
(長年使ってる奴なのでメッキが少しはがれてますw)
洗浄後、組む時にこの矢印を調子マークに合わせれば、上下も左右も間違えません。
見えないところなので、洗って消えないように油性ペンで書いちゃいましょう。
ちなみに、「上」って文字はホントはなくても大丈夫です。
下も書いておきましょう。
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/ed80de20dfec1bd144442f3c2532b6bb.jpg)
これで全部分解しても大丈夫。
ビスを外してしまいましょう!
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/4d2898cc519c4468d541cbcfe0072ef6.jpg)
バラバラになりました。ハーモニカってシンプルですねー。
さ、洗うぞ!
一度、ぬるいお湯(お水?)につけておくと、汚れが柔らかくなって落としやすくなります。
10分~15分くらいで良いと思います。
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/6929b940e4802cf13960acbb172247c2.jpg)
汚れがふやけたら、カバー、本体をハブラシでゴシゴシ。
食器用の洗剤を使って洗ってます。
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/b54091b9ea851f9c8810b52e50cbc14b.jpg)
気持ち良い~。
僕はプレートも洗ってしまいます。
※でも、この作業は、リードを痛めたり、アゲミ(リードのカーブ)を変えてしまう
恐れがあります。もしされる方は、各自の責任でお願いします。
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/3c68c2dd13bf243cb21461b7b3c1e119.jpg)
もしプレートも洗う場合は、軽い力で優~しく洗って下さい。
また、プレートを洗う時は、必ずプレートを持つ手で、裏側のリードを軽く押さえるように
します。そうしないとブラシの毛がリードと窓の間に入り込んでしまうので。
洗い終わったら良くゆすいで、水分をとります。
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/fdb9a13a19bc00b51756f9a36fb43c78.jpg)
プレートのリードに気をつけて下さい。押さえるようにして水分をとりましょう。
部品が乾いたら、組み立てます。
分解する前に書いた、矢印を調子マークに合わせたら、まず手前両側の二本の
ビスを止めます。
プレートは、ふちを丸く仕上げてあるので、吹き口側は、その部分が少し本体より前に
出るように止めます。触ってみてほんのちょっだけプレートが前に出てる感じです。
↓の写真でわかるかなー?
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/259291dbe5343002de28c9b801804035.jpg)
最初は仮止めして、位置が決まったらしっかりとめます。
手前の2本がしっかりとまれば、後はどんな順番でもOKです。
全部止めちゃいましょう。
最後はカバーですね。
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/d1a6415d647990fc6dce6a19a3f775d3.jpg)
吹き口側に、カバーの先端がはまる溝がある場合は、
この溝にしっかりはめて止めるようにしましょう。
これで完成!
![](https://makiharmonica.com/wp-content/uploads/2021/04/f000dc61bd637aab9cfc6190ad5a8ab1.jpg)
スッキリしたー。
(^)3^)
ハーモニカを吹く方が、自分で色々いじって中身を知る事はとても良い事だと思います。
まずは洗浄から、やってみたらどうでしょうか。