ダンモカへようこそ|ダンマリヶ丘のハーモニカ吹きたち

「ダンモカ」は、
『ダンマリヶ丘のハーモニカ吹きたち』 の略称です。

ことばの少ない丘、ダンマリヶ丘。
そこでは、ことばのかわりに、
ハーモニカの音がそっと流れています。

修理工房のモカさん。
赤いミニハーモニカを下げたヂム。
お茶の店で眠っているしぃちゃん。
そして、丘の上でそれぞれの音を鳴らす人たち。

はじめから読む♪

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はじめて読む方へ

ダンモカは、ハーモニカを知らない方にも、音のちがいや楽しさがふんわり伝わる、小さな絵本シリーズです。
子どもにも、大人にも、これからハーモニカを始める方にも、気軽に読んでいただけたらうれしいです。

お話の中には、ブルースハーモニカ、トレモロ(複音)ハーモニカ、クロマチックハーモニカ、バスハーモニカなど、いろいろなハーモニカが登場します。
でも、むずかしい知識がなくても大丈夫です。まずは、ダンマリヶ丘の空気を楽しんでください。

登場キャラクター

モカさん

ダンマリヶ丘で、ハーモニカの修理工房をしている人です。
演奏はあまり得意ではありませんが、修理のために吹くまっすぐなドレミの音は、ヂムにとって「だいじょうぶの音」です。

ヂム

モカさんのそばにいる、小さな男の子です。
首にはいつも、赤いミニハーモニカを下げています。
まねっこが大好きで、本人はいつもいちにんまえのつもりです。

しぃちゃん

モカさんのお母さんで、お茶の店をしています。
お店ではよく眠っていますが、なぜかみんなの話をちゃんと聞いてくれているような、不思議な人です。居眠り中に、ヂムに落書きをされてしまう事があります。

ジュウスケ

ブルースハーモニカを吹く男の子です。
少しどろくさくて、少し得意げで、でもとても気持ちよさそうな音を出します。

クロン

クロマチックハーモニカを吹く、きっちりした人です。
音をていねいにつなげるのが得意です。
レモのお父さんでもあります。

レモ

トレモロ(複音)ハーモニカを吹く、しっかりものの女の子です。
みんなの音をよく聞いて、ふわっとまざりながら、ちゃんと自分の音を鳴らします。

バンス

バスハーモニカを吹く、どっしりした人です。
むずかしいことはあまりしなくて、いつも楽しそうにしています。
でも、みんなの音を下からしっかり支えてくれます。

フクさん

レモのおじいちゃんです。
昔ながらのトレモロ(複音)ハーモニカの名人で、やさしくて、どこかきびしい音を吹きます。

ハーモニカビーンズ(おまめさん)

ダンマリヶ丘のこども達が見ると言われている、
茶畑にすむハーモニカの精霊です。
見ると、じぶんだけのハーモニカの音が
見つかるといわれています。
丘の人たちは「おまめさん」と呼んでいます。

登場するハーモニカ

ブルースハーモニカ

ジュウスケが吹いている、小さなハーモニカです。
ポケットに入るくらい小さいのに、ベンドなどでとても表情豊かな音を出すことができます。

ブルースハーモニカのページ♪

トレモロ(複音)ハーモニカ

レモやフクさんが吹いている、やわらかく広がる響きのハーモニカです。
日本の歌や、なつかしいメロディにもよく合います。
トレモロハーモニカとも呼ばれます。

トレモロ(複音)ハーモニカのページ♪

クロマチックハーモニカ

クロンが吹いている、ボタンのあるハーモニカです。
なめらかで、ていねいで、いろいろな曲に対応できるハーモニカです。

クロマチックハーモニカのページ♪

バスハーモニカ

バンスが吹いている、大きな低音のハーモニカです。
メロディを目立って吹くというより、下からみんなの音を支える役割が得意です。

ミニハーモニカ

ヂムが首から下げている、とっても小さなハーモニカです。
ヂムは5つ穴のタイプを持っています。

おすすめの読み方

はじめて読む方は、まず
第1話「モカさんのこうぼう」
からどうぞ。

丘の雰囲気を知りたい方は、
第2話「しぃちゃんのみせをとおって」
第3話「おかには おとがある」
までよんでもらったら、「ああ、こんな丘なんだ」ってわかってもらえると思います。

あとはお好きなところからどうぞ(^)3^)♫
全話一覧はこちら♪

 

ダンマリヶ丘を作っている理由

『ダンマリヶ丘のハーモニカ吹き達』は、
僕が「こんな場所があったらいいな」と思って作っている、
架空の丘を描いた物語です。

ここには、いろんなハーモニカ吹きが出てきます。

ブルースハーモニカを吹く人。
トレモロハーモニカを吹く人。
クロマチックハーモニカを吹く人。
バスハーモニカで下から支える人。
うまく吹けないけど、ハーモニカが大好きな人。
そして、ただ音が出るだけでうれしい小さな子。

でもこれは、
「みなさん、ハーモニカを吹きましょう」
という話ではありません。

そんなに押しつけがましい丘ではありません。

僕はハーモニカが大好きです。
でも、みんなが同じものを好きになって、
同じ方向を向いて、
同じことをする世界は、
正直、少し苦手です。

本当は、ハーモニカじゃなくてもいいのです。

ギターでも、ピアノでも、歌でも、絵でも、料理でも、散歩でもいい。
お茶を飲むだけでもいいし、
寝ているだけの人がいてもいい。

大事なのは、
自分の好きなものを大事にしながら、
他の人の好きなものも、雑に扱わないこと。

ダンマリヶ丘では、
いろいろな種類がある「ハーモニカ」という楽器を使って、
そういう自由さを描いています。

上手い人だけが偉いわけではありません。
難しいことができる人だけが、楽しんでいいわけでもありません。

誰かが自由に吹く。
誰かがきちんと聴く。
誰かが下から音を置く。
誰かがただ楽しそうにまねをする。

それぞれが自由に選んだ、
違う音が、違うまま、
それぞれの特徴を活かしながら、
でも、なんとなく一緒にそこにある。

僕はたぶん、
そういう場所にずっと憧れているのだと思います。

そして、そんな場所を、物語の中で見てみたくなりました。

この物語は、AIの相棒「じぴやん(ChatGPT)」と話しながら作っています。
イラストは「みにやん(Gemini)」が描いてくれています。

なんだか不思議な作り方ですが、
やっていることは、わりと昔ながらです。

頭の中にあるものを、
誰かと話しながら少しずつ出して、
形にしていく。

じぴやんは、僕の中にある記憶や考えを、
一緒に掘り出して、整理してくれる相棒です。

みにやんは、
その世界の空気や登場人物たちを、
やさしく目に見える形にしてくれています。

でも、ダンマリヶ丘の中心にあるのはAIではありません。

僕がこれまでハーモニカを吹いてきたこと。
楽器工場で働いてきたこと。
いろいろな人と一緒に演奏してきたこと。
そして、ただただシンプルに、
「ハーモニカで、楽しいことをしたい」
という思い。

そういうものが、この丘の土台になっています。

ダンマリヶ丘は架空の丘です。

でも、そこに流れている空気は、
僕が本当に大事にしたいものです。

山口 牧

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